孤立した巨大なアーチ。片道に一時間はかかりますが、その巨大な自然の産物に圧巻です。 アーチの下の開口部は、高さ46フィート（14m）、幅32フィート（10m）あり、アーチーズ国立公園で最大の自立型アーチ。

デリケート・アーチは、「カウボーイのチャップス」（Cowboy’s Chaps）や「オールドメイドのブルマー」（Old Maid’s Bloomers）といったカラフルなものから、オーソドックスな「ソルトウォッシュ・アーチ」（Salt Wash Arch）など、様々な呼び名が付けられていた。しかし、1934年1月のアーチーズ国立記念碑科学探検（Arches National Monument Scientific Expedition）に関する記事で「地域全体で最も繊細なアーチ」と説明されて以来、デリケート・アーチと呼ばれるようになり定着した。実際に横から見るといつ崩れてもおかしくない状況である。

デリケート・アーチは、日没前の時間帯が人気で、その少し前から、デリケート・アーチ・トレイルヘッドの駐車場は満車状態になることが多々ある。その場合は1マイル（1.6km）東にあるデリケート・アーチ・ビューポイントの駐車場を利用することになる。デリケート・アーチを間近で眺めるには、ビューポイントの駐車場 → デリケート・アーチ・トレイルヘッド → デリケート・アーチの片道2.6マイル（4.2km）を歩いて行くことになる。それか、間近で眺めるのを諦めて、ビューポイントの駐車場から0.5マイル（800m）の階段道を進んだところにあるアッパー・デリケート・アーチ・ビューポイント（Upper Delicate Arch Viewpoint）から、約650m先にあるデリケート・アーチを遠望する事になる。

ランドスケープ・アーチ（Landscape Arch）は、アーチーズ国立公園のビジターセンターから東へ17.5マイル（28km）の所にあるデビルズガーデン・トレイルヘッドから約1マイル（1.6km）の所にある。トレイルヘッドからランドスケープ・アーチまでは、比較的平坦で歩きやすいコース。途中、パインツリー・アーチとトンネル・アーチに寄り道するショート・トレイルが枝分かれしている。

ランドスケープ・アーチは、アーチーズ国立公園の中で人気のエリア”デビルスガーデン”にある、開口部が306フィート（93.3m）の北米で最も長い自然のアーチ。1991年に長さ60フィート（18m）の岩板がアーチの底から崩落し、現在は、最も狭いところで幅6フィート（1.8m）、厚さはわずか11フィート（3.4m）で、アーチ状態を保っている。ランドスケープ・アーチは、太陽が西に傾きだすと逆光になるために、写真撮影が目的であれば、午前中に訪れる方が良い。

バランスロック（Balanced Rock）は、アーチーズ国立公園のビジターセンターから北東へ9マイル（14.4km）の所、アーチズ・シニック・ドライブ（Arches Scenic Dr）沿いにある高さ128フィート（39m）の巨大な奇岩で、アーチーズ国立公園のシンボルの一つ。

バランスロック・トレイルは、バランスロックの周りをぐるりと回ることができる、わずか0.3マイル（500m）のショート・トレイル。この、いつ崩れるか分からない状態のバランスロックを、360度の全方向から眺めることができる。トレイルの裏側からは、遠くにウィンドウ・アーチを含むウィンドウズ・セクションや、更に向こうのラ・サル・マウンテンズ（La Sal Mountains）を眺めることができる。
この3,600トンの岩が乗った壮大なバランスは、いつまでも持続するものではなく、台座になっている岩の浸食が進むにつれて、そう遠くない日に崩れることだろう。その証拠に、1975年から76年の冬に、バランスロックの小さな兄弟のような「チップ・オフ・ザ・オールドブロック」（Chip-Off-the-Old-Block）が崩壊した。

コートハウス タワーズ（Courthouse Towers）は、アーチーズ国立公園のビジターセンターから北東へ3.6マイル（5.8km）、アーチズ・シニック・ドライブ（Arches Scenic Dr）沿いにあるパーキングスペース周辺から見ることができる。

デビルズガーデンは、アーチーズ国立公園のエリアで、モアブ、ユタ、アメリカ合衆国の近くにあり、一連の岩フィンおよびアーチは侵食によって形成されます。